こんにちは。BUYMA歴10年目に突入しました!
BUYMA兼業主夫のTanakaです。
BUYMAでビジネスを始めようとした時に、
初心者がつまづきがちなポイントの第一が
「外注化がうまくいかない」
ですよね。
この記事では、外注化問題をクリアすることをゴールにしていますので、もしあなたが外注化に困っていたら最後まで目を通してくださいね!
とはいえ、外注化の方法は一つではなく、よって問題の解決方法も一つとは限りません。
情報発信者の中でも外注化については意見が分かれるところです。
なぜそんなことになるのかというと、パーソナルショッパーによってそれぞれBUYMAに取り組む背景が異なるからです。。。
上記の例では、ショッパーそれぞれの立場が異なります。
そのため、一つの方法を紹介したとしても、全ての事例にはフィットしないことが多いです。
そこで、ここでは10年間BUYMAを実践し様々な外注方法を試しつくしたが、4つのパターンに分けて外注化を進めるためのコツを伝授します。
パターン1:性別によって変わる外注化のポイント
まず最初に目をつける点として、パーソナルショッパーの性別によって、外注化の難易度、注意点が変わります。
あなたは男性ですか?女性でしょうか?
実は、この性別によってかなり外注化の難易度が変わります。
先に答えを言ってしまうと、女性の方が圧倒的に難易度は下がります。
(男性でも諦めないでください!僕自身男性ですが組織化に成功しています)
これまでに1000人以上のパーソナルショッパーさんと話した経験から、
外注スタッフの99%は「女性」であることが分かりました。
そのうちのほとんどが結婚されていて、小さいお子さんのいらっしゃる方も多いです。
外注スタッフのほとんどは小さいお子さんのいる主婦
つまり、あなたの未来の外注スタッフはほとんどの確率で「お子さんのいる主婦」になります。
単純に、その属性の方とコミュニケーションをしっかり取れるかがポイントになります。
実際に外注スタッフを探す際には、ランサーズやクラウドワークスなどの在宅マッチングサイトを利用して募集をすることになるかと思いますが、
彼女たちはスタッフ募集の案内を見た時に、募集主がどんな方か必ず確認をします。
もし、あなたが女性で、さらに結婚されていて、さらにさらに小さいお子さんがいたとしたら、
きっと親近感を持ってもらいやすいと思います。
あなたも同じ境遇の外注スタッフさんとすぐに打ち解けられると思います。
逆にあなたが男性で、バリバリ仕事をしていて、家事育児について全く知識がない人の場合、
外注スタッフさんを見つけるのには苦労するかもしれません。
ただ、男性だから全くダメというわけではありませんのでご安心ください。
あくまで、とっかかりは女性の方が有利、といった程度です。
(ただ、同じ募集文を出した場合、女性名義の方が人が集まりやすいのは事実です)
ではあなたが男性の場合、どんな点に気をつければよいでしょうか?
まずは相手を理解することを意識して下さい。
そもそもなぜ彼女たちはこのお仕事に応募してくるのか?
彼女たちがどんなことに悩んでいて、何に興味を持っているのか?
結婚されている方は、奥様にヒアリングしてみてもいいですね。
休日に、家の仕事を手伝ってみるのも良いかもしれません。
それらの経験で感じたことを、募集文に盛り込んでみてください。
ターゲット層の思考に触れることで、応募者の反応がグッと良くなるはずです。
パターン2:BUYMAの目標金額別に分かる外注化の範囲
あなたはBUYMAでいくら稼ぎたいと考えていますか?
具体的な目標がないという方は、この機会に少し時間をとってじっくり考えてみて下さい。
なぜなら、目標として具体的な数字を持っている人の方が、結果を出しやすい傾向にあるからです。
ここでは月の目標金額別に、外注化する範囲の目安を説明します。
毎月5~10万円くらい稼ぎたい(扶養の範囲内で働きたい)場合
特に外注化の必要はないと思います。その程度でしたら、1人でも十分達成可能です。
外注スタッフの採用や教育、管理の手間を考えると、むしろ1人の方が生産性は高いですね。
目標金額10万円以下の人は外注化必要なし!
毎月30万円くらい稼ぎたい(会社勤めと同じくらい稼ぎたい)場合
まずは出品の外注化を進めましょう。リサーチの精度にもよりますが、毎月500~1000品ほどの出品数を確保できれば、まず30万円を切ることはないと思います。
その量をコンスタントに出品することを考えるなら、真面目な出品スタッフを3~5人ほど採用すればOKです。
ポイント・30万円達成のカギは安定出品。外注化は出品のみで十分。
出品スタッフの採用を最優先にしましょう。
毎月50万円以上稼ぎたい(専業でBUYMAに取り組みたい)場合
出品に加えて、買い付けスタッフ、お問い合わせ対応も外注化が必要になってきます。
基本的に30万円の場合の延長線上と考えて問題ないのですが、問題は作業量です。
これまでの出品外注に加えて、お問い合わせ業務、買い付け対応も増加してきますので、これらの業務も外注化が必要になってきます。
50万円を目指す場合、一気に外注対象が広がるため、ここが一つの壁であるように感じます。
ただ外注スタッフの数を増やすだけではなく、複数の外注化した業務がうまくかみ合ってまわるよう組織化する必要があります。
これまで、30万円までは比較的達成できるものの、50万円に届かないパーソナルショッパーをたくさん見てきました。
彼らの共通点は「出品は外注化しているけど、他はまだ」「外注化はしているけど離脱が激しくて安定しない」ということです。
個人的には、50万円達成が一番難しいのかな、と思います。
中級者・上級者になるためには、複数の外注化を達成(組織化)させる必要があります。
50万円達成のカギは組織化。業務ごとに外注スタッフを配置する
スタッフの数が増えることで管理が大変になるので注意
パターン3:あなたが住んでいる場所によっては、外注化が楽になる!?
次のポイントは、「あなたがどこに住んでいるか?」ということです。
結論から言えば、どこに住んでいても外注化はできます。
ですが、自分の住んでいる地域で買い付けができれば、自分で買い付けスタッフを兼ねることができます。
これまで出会ってきた中で、BUYMAショッパーのうち、国内に住んでいる方の割合は全体の95%ほどでした。
海外ショッパーは元々の数が少ない印象ですね。
BUYMAパーソナルショッパーランキング100を見ていただくと、海外と国内ショッパーの割合は大体半々です。
数の少ない海外ショッパーさんが半分を占めている。
客観的に考えて海外ショッパーの方が有利なのは間違いありません。
ではなぜ海外ショッパーが有利なのかというと、
海外ショッパーは自身がプレイヤーであり、「買い付けスタッフ」でもある場合がほとんどだからです。
すでに買い付けスタッフの外注化が完了している(必要ない)のですね。
国内在住の場合
先に説明した通り、海外ショッパーは自身が買い付けを兼ねる場合がほとんどなのに対して、
国内ショッパーは物理的に自身が海外で買い付けをすることができません。
基本的に海外の商品を仕入れるためには、日本に送ってもらえるオンラインショップを利用するか、
海外に住んでいるスタッフの力を借りるかの2択になります。
国内ショッパーで勝負する場合は、
・日本に送れるセレクトショップをたくさん把握しておく
・できるだけ多くの国に住む買い付けスタッフと提携をしておく
この2つの方法が有効です。
この場合、セレクトショップ開拓をしてもらえる外注スタッフを雇うことでリストアップ時間が短縮できます。
また、買い付けスタッフは、ショッパー仲間とシェアするのも効果的です。
ヨーロッパ、アメリカ在住の場合
BUYMAパーソナルショッパーランキングを見ると、約半分ほどが海外ショッパーです。
そのうちのほとんどが、ヨーロッパ(イタリア、イギリス、フランス)とアメリカになります。
これらの地域に住んでいる方は、自分自身が買い付けスタッフになることができます。
月収30万円までが目標の場合は、スタッフの外注はせず一人で十分です。
受注案件が増えてくることによる買い付け制限や、マンパワー不足を心配する必要はないでしょう。
50万円以上を目指す場合に、自分が住んでいる以外の地域(ヨーロッパ在住ならアメリカ)の買い付けスタッフを雇うくらいでも十分だと思います。
それくらい、海外ショッパーは有利なのです。
それ以外の地域に住んでいる場合
ヨーロッパ、アメリカは海外ショッパーの王道です。仕入れ先も多く、ハイブランドも安く仕入れることができますが、デメリットもあります。
それは強豪の存在です。
ランキングを見ると同じ国のショッパーがたくさんいますので、仕入れ先の差別化を図りにくくなります。
例えば、韓国やロシア、東南アジアなど、同じ地域に住んでいるショッパーが少ない場合は、ニッチですが仕入れ先の差別化をすることができます。
そういった地域のショッパーさんは、メジャーなブランドの買い付け価格は高くなりますので、
その国ならではのブランドで勝負するのがオススメです。
海外ショッパーは組織化が苦手!?
海外ショッパーの中には、出品も全て一人で対応している方もたくさんいます。
そういったショッパーの悩みは、出品が進まないことです。
住んでいる地域のアドバンテージがあるため、外注化の必要性が低いとも考えられますが、
海外ショッパーさんのデメリットは「BUYMA情報が少ないこと「BUYMA仲間がいないこと」です。
そもそも外注化などの情報がないため、全て一人でやるものだと思い込んでいる方も多く、
自分の出品できる範囲内で済まそうとします。
そうなると、月の出品数は頑張っても100品ほど。利益で50万円を超えることが難しいのはそのためですね。
あなたが海外在住の場合は、まず出品スタッフの外注化を優先しましょう。
パターン4:あなたの性格別、オススメの外注化
最後に、あなたの性格別に有効な外注化のアプローチ法を紹介します。
前提として、外注スタッフは基本的にあなたの「劣化版コピー」だと考えて下さい。
実際に能力が低いということではありませんが、彼女たちは所詮お金で雇われているので、
アカウントオーナーのあなたほどにBUYMAに思い入れがありません。
お金が欲しいから頼まれた仕事をやる → いただいた報酬の対価しか働かない → 本人の能力をフルに発揮してもらえるわけではない
といった事実を認識してください。
その前提を頭に入れた上で、以下をご覧ください。
彼女たちを高いパフォーマンスの状態で配置するために必要な要素が、
- 徹底したマニュアル
- コミュニケーション
- 定期的な採用活動
- 目標共有
他にもありますが、大まかにこの4つです。
全てを引き上げていく必要があり大変ですが、そこはまずはあなたの得意な項目を伸ばしていくのがオススメです。
以下の性格別に注目して、各項目を引き上げていくことでパフォーマンスを挙げていきましょう。
真面目できっちりしている人はマニュアル作成がオススメ
真面目な性格なあなたは、スタッフが無駄なく効率よく動けるような作業マニュアルを作成しましょう。
マニュアル作成は得意なはずですよね。
スタッフは基本的に自分で考えて動きません。
しっかりとした指示がないと、全く動けないか、自分にとって楽な行動しかとらないものです。(中にはしっかり考えて自主的に動いてくれるパートナーもいますよ!)
ですので、こちらで何をしたら良いかを明確にしてあげる必要があるのです。
余計な思考を挟まなくても、一定のクオリティで仕事をしてもらえるように、細かいマニュアルを用意しましょう。
コミュニケーションが得意な人は、LINEグループを活用してメンバーを盛り上げよう
BUYMAの外注スタッフの相場は、かなり安いです。
報酬に魅力を感じてくれるスタッフはほとんどいないはずなので、嫌なことがあるとすぐに辞めてしまいます。
(報酬は安い、仕事もつまらない。そりゃ、辞めますよね)
それを防ぐために、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
「あなたと一緒にいると楽しい。ここが私の居場所」
と感じてもらえれば(多少大げさですけど)、離脱してしまう人を食い止めることができます。
ただし、基本的に相手が心地よいと感じる環境を作る必要があるので、自分と相手の感覚や趣味が合わないと厳しくなります。
また、そもそもあなたがコミュニケーションをとるのが苦手な場合、お互いストレスが溜まりますので要注意です。
我こそはコミュニケーションをとるのがうまい!と自負するのだったら、オススメな方法です。
ポジティブなあなたは、ガンガン採用をしまくりましょう!
3番目はポジティブなタイプ。
既に2番目まで読んだあなたは「スタッフはモチベーションが低く、辞めやすい」人たちであると分かったかと思います。
在宅でのお仕事は、外のお仕事と比べてその手軽さから、すぐに辞めてしまう人も多いのが現状です。
報酬も安いですし、インターネットで検索すれば同じようなお仕事はたくさんありますから、気に入らなければどんどん乗り換えてしまいます。
僕自身、これまでに400人以上にBUYMAを教えてきましたが、例外なくほとんどの方が外注スタッフに辞められた経験があります。
お花畑の蝶々は、甘い蜜を求めて次々に花を渡り歩きます。たった一つの花にずっと止まっている蝶々はいないですよね。
僕は、スタッフを「お花畑の蝶々」と定義しています。
「スタッフは辞めるもの」これは避けられないものと認識しましょう。
外注化がうまくいかない理由の中に、「スタッフが辞めてしまったのがショックで採用できなくなった」という方が大勢います。
あなたが前向きな性格で、小さいことにクヨクヨしない性格なのならば、あれこれ深く考えずにどんどん採用を続けましょう。
蝶々がいなくなってしまったら、また蝶々を探せばいいのです!
前職がマネージャー等で人の管理が得意な方は、スタッフと目標を共有させよう
最後のパターンは、男性に多いと思います。
これまでに、管理職として組織の人間を管理してきた経験のある方は、外注スタッフも同じようにきっちり管理するのもオススメです。
スタッフの役職を明確にし、目標を共有させましょう。
それぞれのスタッフの役職、仕事内容、目標等を徹底的に落とし込むことで、スタッフ自身に自発的に動いてもらうようにします。
ここで、一つ目の場合と違うのは
・マニュアル作成→スタッフの作業工程を管理する
・役職、目標共有→スタッフの自発的な行動を管理する
というところになります。
後者の方が圧倒的に難しいですが、細かい作業工程を管理しなくてもスタッフが目標に向かって動いてくれるようになるので、結果、目標達成に繋がりやすいです。
デメリットとしては、管理者の資質に依存することと、
スタッフの能力が低いと目標達成が難しい点です。
BUYMA仲間に、スタッフから「BOSS」と呼ばれている女性ショッパーさんがいますが、
彼女はシリコンバレー仕込みの超合理的経営で、スタッフさんを完璧に管理しています。
難易度は高いですが、管理者としての能力に自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください!
以上が4つのパターン別の、外注化でつまづきやすいポイントになります。
4つのパターンごとに、自分の状況にあった外注化のポイントを実践してみてくださいね。
記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
ブログ記事ではお伝えしきれない情報を、音声コンテンツで配信しています。
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