たなか主夫こんにちは。BUYMA歴12年目に突入しました!
BUYMA兼業主夫のTanakaです。
先日BUYMAから、かなり重要な案内が出ましたね。

一部の買付先の商品について、鑑定で「本物保証の対象外」と判断される事例が複数確認されているとのこと。
対象例として、LOEWEのアナグラム刺繍ロゴ入りTシャツも掲載されていました。忖度抜きでお話しすると、かなり偽物が出回っているんでしょうね。

BUYMA公式サイトの説明はこちら↓
BUYMA Buyers info : 【重要】鑑定サービスの基準外判定が相次いでいる商品についてご案内buyersinfo.buyma.com
そして今後、対象はLOEWEの特定品番だけでは終わらない可能性があります。
案内には、今後類似するデザインやモデルでも同様の判定が確認され次第、順次買付禁止の対象に追加すると明記されていました。
つまり「今回は関係なかった」で安心できるものではありません。
自分の取り扱いブランドに置き換えて、他人事ではないと捉えておいた方がいいと思います。
最近は模造品の流通ルートが複雑になり、怪しいサイトからの購入を禁止する方式(いわゆるブラックリスト)では対応しきれなくなった印象です。
これまでBUYMAでは特定のショップの仕入れ先を禁止していましたが、
「ショップ単位で禁止するのではなく、商品単位でショッパーがしっかりと真贋のフォローもするように」とルールが変わりました。
とはいえ、僕たちショッパーはプロの鑑定士ではありません。
複雑化した流通ルートに加え素人目ではわからない精巧な模造品を見分けるのは実質不可能。
今回の案内はさらに追い打ちをかけるもの?と構えてしまいますが、僕はメリットもあると考えています。
詳細は記事の後半に記載しますね。
「知らなかった」では済まされない?
今回、僕がまず気になったのはここ。
今後、対象商品の買付が行われ、
万が一真贋に関わる問題やトラブルが発生した場合、強制キャンセルを含め、一律で出品者側の責任として対応するという内容です。
つまり、
「自分も騙されたんです」
「知らずに仕入れました」
「今まで問題なかった買付先です」
などといった言い訳は通用しません。

一律出品者の責任となる以上、情状酌量の余地はないと考えた方が安全です。
そしてこれは、有在庫だけの問題ではありません。
注文が入ってから購入する無在庫も同様です。
もちろん、違法業者が模造品を作るのは儲かるから。
サイズ展開が豊富で定番ではなく、まとまった数が売れないシーズン商品をわざわざ複製する可能性は限りなく低いですが安心はできません。
そして、商品の仕入先を選ぶのはショッパーの責任です。
特に並行輸入品を扱う買付先は、複数の流通ルートが混在しているケースもあります。
- 安く買える
- 在庫が豊富
- 発送が早い
これらはもちろん大事です。
でも今後はそれ以上に、
「何か起きた時に、自分の仕入れ商品の潔白を説明できるか?」
ここまで含めて買付力になると思っています。
例えば、10年間まったくトラブルがなかった買付先があったとします。
過去の実績だけを見れば、優良な仕入れ先ですよね。
でも、今回の案内が示しているのは、
過去の実績は未来の保証にはならないということ。
「今まで大丈夫だったから」
は、これからの言い訳にはならなくなってきています。
ショッパーが恐る「すり替えリスク」
「トラブル発生時に、一律出品者の責任」
僕が真っ先に気になったのが、商品のすり替えリスクです。
仮にこちらが正規品を送っていたとしても、
悪意ある相手に別商品へすり替えられて、鑑定で問題が発覚。
その結果、出品者が不利になる。
こういった可能性もゼロではありません。
実際に、ヤフオクやメルカリ等の有在庫プラットフォームでは、
すり替え被害は一定数あります。
出品者側も自衛の為に
「すり替え防止のため、返品はお断りしています」
などと明記していたりします。
もちろん、何でもお客様を疑えという話ではありません。
ただ僕はBUYMAを12年やってきて、
トラブル対応で何度も痛い目を見てきました。

※ちなみに、海外の販売店舗スタッフや配送スタッフにも手癖の悪い方も一定数います。
僕自身、
ショップで買い付けて取り寄せる過程で、全く別の商品にすり替えられたこともあります。調査を依頼したところ数ヶ月後に店舗の担当スタッフがクビになりました。←そういうことです。
海外から商品を発送する際に、高額商品だとわかると配送スタッフが商品を盗んだり、すり替えたりするケースもあります。
コンサル生も含めて3度経験があります。
これらの経験から思うのは、善意だけでは自分を守れない。
ということ。
相手が悪意を持ってすり替えても、こちらが不利になる可能性があります。
実際、鑑定で問題が出たとき、出品者側が「正規品を送った」と主張しても、それを裏付ける記録がなければ話がこじれやすいです。
「言った言わない」の水掛け論になった時点で、こちらが不利になりやすいんですよね。
だからこそ今後は、
- 買付時のレシートやインボイス
- 商品タグ(全て撮影しておく)
- シリアルや個体情報(あれば)
- 検品時の写真(360度全て記録)
- 梱包前の状態
- 梱包後の状態
- 荷物の重量記録etc
こういった「事前の証拠残し」が、ますます重要になると思います。
自動車のドラレコと同じですね。
最低限このくらいの自衛をしておかないと安心できない時代になってきました。
個人的に一番注目したのは「特別先行鑑定」
そして今回の案内で、僕が一番注目しているのが案内の最後に記載されていた「特別先行鑑定」です。

手元にある在庫商品の中で、品質や正規品かどうか少しでも不安がある場合。
購入者への発送前、さらに取引開始前であっても、特別に先行して鑑定を実施できるとのこと。
これ、かなり良い仕組みだと思うんですよね。
後でお客様と揉めるくらいなら、先に確認した方がいい。
むしろこの仕組みをうまく活用すれば、無在庫にも応用できるはず。
受注 → 買付 → 手元に到着 → 特別先行鑑定 → 問題なければ発送

この流れが組めるなら、できれば毎回お願いしたいくらいです。
無在庫でも、発送前に一度鑑定を挟めるるので積極的に活用したい仕組みですね。
ただし、注意点もあります
使い方次第では強力な味方になり得る「特別先行鑑定」ですが、懸念点もあります。
まず、利用料金が書かれていない。ここは少し気になりました。
(案内を見る限りでは、料金の記載が見当たらないんですよね。)
通常真贋鑑定には3000円ほどの料金が発生しているですが、
今回は急なルール変更の為救済措置的な意味合いも含まれているかもしれません。
流石に人件費も発生するので無料ということはないと思いますが、
1商品3000円だとして大量の在庫を抱えているショッパーにはかなりの負担になります。
更に、
- 対象のブランドやカテゴリなどの条件は?
- 何度でもお願いできるのか?
この辺りはもう少し追加情報が欲しいですね。
もし無料だったり、低コストで使えるなら、
積極的に使いたいショッパーさんは多いのではないでしょうか。
※ちなみに申請自体は、事務局の問い合わせフォームから個別に対応してもらえるようです。
「規制強化」で片付けてしまうのは勿体ない
僕は今回の案内を単純に、
「BUYMAの規制がまた厳しくなった」だけで終わらせるのは、ちょっと勿体ないと思っています。
確かにペナルティは厳しくなりましたが、
元々偽物を販売すること自体が違法なのでそれは以前と変わらない。
ただ案件が増えすぎた為、BUYMAもルール化しただけのことです。
発想を逆転させましょう。
従来のペナルティありきの鑑定サービスが、
「発送前のリスク管理」に活用することができるようになりました。
真贋鑑定は決して「敵」ではありません。
使い方次第では、ショッパーを守る最強の護衛にもなりえます。
BUYMA歴が長くなるほど、僕は「トラブルを上手に解決する人」よりも、「トラブルが起きる前に潰せる人」の方が強いと思っています。
安く仕入れる技術だけが買付力ではありません。
- この買付先を、初めて使う人にも自信を持って紹介できるか
- 万が一のとき、証拠を出して説明できるか
- 不安が少しでもあるなら、先に鑑定に回せているか
正直、全部を完璧にやるのは大変です。
でも普段から真贋を「意識しているかどうか」で、
トラブルが起きた時の対応スピードはまったく変わってきます。
小さな確認の積み重ねが、結果的に自分を守ることにつながります。

鑑定される前に、こちらから率先して鑑定を使い倒す。
それが、現時点での最適解。
今回のルール変更を、規制強化と見るか。
それとも、新しいリスク管理手段が増えたと見るか。
同じ案内を読んでも、ショッパーによって見える景色は変わるのではないでしょうか。僕は後者として効果的に活用する方法を模索していこうと思います。
また、次回の記事でお会いしましょう。
たなか主夫記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
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