著作権問題を解決！BUYMAを生き抜くための商品画像問題を考える（後編）

前回の記事では、BUYMAの著作権取り締まり強化の裏側。についてお話ししました。

このままではほとんどの商品を出品することができず、ショッパー活動ができなくなってしまうのでしょか。。。

こう言った悩みを抱えている方は多いと思います。

著作権侵害になってしまうパターン。おさらい。

BUYMAから著作権侵害の警告メッセージが来るパターンは以下の通り。

1. 出品をしようとするが手元に商品がない
2. オンラインサイトから拝借
3. 出品する
4. アクセスが集まる
5. 権利元の目に入りクレームが入る
6. 出品取り下げ

このリスクを回避するためには、オンラインサイトの画像を使うのをやめる、自分の著作権画像を用意する必要があります。

では次に、具体的な解決方法につながるヒントをお伝えしますね。

著作権問題を回避するための考え方（対処療法）

一つ目は対処療法になります。

対処療法とは「発生したトラブルに対して一つ一つその場で解決していく手法」で、根本的な解決ではありません。

大前提として、著作権侵害は申告罪になります。

※申告罪とは著作権の権利元からクレームが入って初めて成立するものになります。

つまり、見つからなければ著作権にならないわけですね 。BUYMAの出品は500万件以上ありますが、その中で実写の画像はほとんどないと思います。

と言う事は、ほとんどの方が著作権を侵害する可能性のある画像を使ったまま大量に出品しているわけですね。

これが許されているのは、著作権が申告罪だからということがあります。

つまり対症療法ですが、

1. 著作権侵害のクレームが来た
2. その画像（ブランド）はもう使わない、出さない、
3. それ以外のブランド商品を出していく（クレームが来ない画像を使っていく）

これが消極的な解決策になります。

この方法は、あくまでクレームが来たものをもう出品しないといった場当たり的な対応なので、普通に考えると徐々に活動の幅が減ってしまいますよね。

また、何度も著作権クレームを頂いてしまうとアカウントに制限がかかってしまう危険もあります。

更に、著作権のクレームが来るブランドはライバルが出せない可能性が高いので、利益を取りやすかったりもします。

ではどうしたら良いのでしょうか？

著作権問題を回避するための考え方（根本療法）

次は、トラブルの根本を解決していきましょう。

問題になっているのは、著作権です。

著作権問題に対して、BUYMAの公式回答は以下の通り。

自分で撮影した商品のお写真、もしくは権利者に著作権の許諾をもらった画像を使ってください。

1つ目は、自分で写真を撮影しましょう！です。公式ショップの画像が使えないなら、店舗で写真を撮れば良いですね。

ですが、この手法は実践できる方とできない方に分かれます。

海外のお店でしたら店内撮影OKなところが多いですが、日本国内は別。

そもそも、日本国内のブティックではお写真の撮影はNGのところが多いです。

田中調べによるとほぼ100％の直営店、90%以上のセレクトショップは断られてしまいます。

店舗撮影をすることで解決できるのは、近くにショップがある海外ショッパーさんのみ

現実的には、国内ショッパーや、近くに出品したいブランドのお店がない方がほとんどだと思います。

2つ目は、画像の使用許可をもらう。になります。

使用許可をもらうパターンは大きく2つあり、

• オンラインショップに交渉をして画像使用の許可をもらうパターン
• 海外ショップのスタッフさんに商品の写真をもらうパターン

このどちらかになります。

この方法で画像が使用できれば、ライバルが出品できない商品を無在庫で出し続けることができます。

最後に：著作権問題の裏事情について

今回の記事では、あくまで一般的な解決方法につてい説明しました。

この著作権問題はとってもデリケートです。無在庫販売を進めていく以上、著作権は常に付きまといますし、BUYMAの運営会社であるエニグモが東証プライムに上場している限り今後は更に厳しくなっていくと思います。

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