たなか主夫こんにちは、たなか主夫です。
今日は、BUYMA外注化で出品スタッフさんに渡しているGPTsが使えなくなったら、どうするかというお話。
きっかけは、ChatGPTの「GPTs」の仕様変更でした。
仕組みは、ある日突然使えなくなる。
だから、代わりの手を2つ3つ持っておく。
この記事でわかること
- GPTsがBUYMAの外注化で重宝されていた理由
- 1つの手法に頼ったショッパーさんが止まってしまう典型例
- GPTsの代わりになる3つの手(マニュアル・スキル・Gem)
- 「今使えるから大丈夫」で止まらないための考え方
音声配信はこちら↓

GPTsが、ある日「新しく作れない」ものになりました
GPTsは、よく使う指示を保存できる機能。
毎回同じ指示を打たなくても、同じ品質で出してくれる。
いわば、プロンプトのブックマークですね。
この配信を録ったのは、2026年8月です。
その月の中旬ごろ、「個人では新しいGPTsを作れなくなった」と話題になりました。
僕が知ったのは、Kindle作家仲間からのメッセージでした。
「GPTsの規約が変わって、読者特典が作れなくなったんです……」
まじか、と。
GPTsは作るのも配るのも簡単。
だから、本やコンテンツの特典にぴったりだったんです。
でも、これは特典だけの話じゃない。
BUYMAのショッパーさんにも、かなり効いているはずです。
便利な仕組みほど、止まったときの痛みは大きい。
スタッフさんに渡したGPTsは、教育の代わりでした
出品スタッフさんを抱えている方なら、覚えがあると思います。
商品説明文を作るGPTs。
キーワードから商品名を考えてくれるGPTs。
僕もスタッフさんにいくつか渡しています。

いちばんの良さは、スタッフさんにAIの知識がいらないこと。
言葉では伝えにくい細かいニュアンス。
それをプロンプトに仕込めば、誰が使ってもほぼ同じものが出てきます。
説明文が雑。
画像加工がイマイチ。
そんな教育の悩みが、GPTsを渡すだけで一気に片づいていたんです。
AIと人の役割分担については、AIに丸投げはNG!?「人間×AI」のハイブリッド外注戦略でも書いています。
……その手が、封じられてしまった。
これは痛い。
ツールを渡すことは、教育を渡すことだった。
1つの手法に頼った人から、BUYMAを去っていきました
実はこれ、今回に限った話ではありません。
僕はBUYMAで10年以上、プレイヤーとして活動してきました。
その中で、同じ形で消えていく方を何人も見てきました。

売れ筋ブランド1本に頼っていたら、卸のショッパーさんが正面から来た。
直営店からの直送に全振りしていたら、その直送が禁止になった。
百貨店で仕入れていたブランドが、取り扱いをやめてしまった。
デパートの還元プログラムから外された。
……挙げるときりがありません。
共通点は1つ。
どれか1つに頼りきっていたことです。
逆に、ずっと勝ち続けている方は違います。
いつも複数の戦略を持っている。
そして、今の主力が止まったときのために、次の攻め手を探し続けています。
勝ち続ける人は、いつも次の一手を探している。
出品支援の目的は、楽をすることではありません
AIの使い方も、まったく同じです。
「AIで出品を支援する目的って、何だと思いますか?」
GPTsで楽に出品してもらうこと……ではないんです。
誰が出しても、期待どおりの品質を量産できる状態にすること。
僕は、これが目的だと思っています。
そう考えると、極端な話、AIでなくてもいいんです。
AIが無い頃は、みんなマニュアルで1人ずつ教育していましたよね。
……とはいえ、一度楽を覚えると戻れません(笑)
「手打ちに戻るなら、報酬を上げてください!」
スタッフさんにそう言われるかもしれない。
あなた自身も、面倒な作業には戻りたくないはず。
手段は変わっていい。目的だけは変えない。
代わりの手は、3つ考えておきます

1つ目は、マニュアルと教育に戻すこと。
誰が見ても同じものができるマニュアルを作る。
そして、サボらずに手を動かしてくれるスタッフさんを採用して育てます。
マニュアルの渡し方は、外注化あるある。効果的な動画マニュアルの共有方法についても参考にしてください。
2つ目は、ChatGPTのプロジェクトやスキルに移すこと。
GPTsのプロンプトを、そのままスタッフさんに渡します。
導入の手順書を添えて「これまでと同じ感覚で使えますよ」と声をかけるだけ。
ただ、スタッフさん側に有料プランが必要になるかもしれません。
費用対効果は、一度計算しておきましょう。
3つ目は、GoogleのGeminiにある「Gem」を使うこと。
GemはGPTsとほぼ同じで、プロンプトを保存しておける機能です。
GoogleドライブやNotebookLMともつながる。
正直、僕はこっち派です。
弱点は、使っている人が少ないこと。
新しい環境に慣れるのは、スタッフさんにはストレスなんですよね。
ちなみに僕は、最初からGPTsとGemを2本立てで渡しています。
片方が重いときや、調子が悪いときに切り替えるためです。
……さすがに、新しく作れなくなる日は想定外でしたけどね(笑)
代わりの手は、平時に用意しておく。
「今使えるから大丈夫」で止まらないでください
少し補足を。
収録した8月の時点では、作成済みのGPTsは使えて、編集もできました。
渡したものは、ひとまず大丈夫そう。

でも、ここで安心しないでほしい。
GeminiのGemが、同じ道をたどるかもしれない。
BUYMAのルールだって、これからも変わり続けます。
僕が初めて出品したころと今とでは、ルールがまるで別物ですから。
「Gemを作ったから、とりあえず一安心!」
そこで止まらずに、第2・第3の手まで考えておく。

あなたのスタッフさんへの仕組み。
もし明日、1つが止まったら。
何日で立て直せますか?
今使えているかではなく、止まっても回るかで考える。
よくある質問
Q. GPTsが新しく作れなくなったら、出品スタッフさんへの支援はどうすればいいですか?
代わりの手は3つあります。マニュアルと教育に戻す、ChatGPTのプロジェクトやスキルに移す、GeminiのGemを使う、のいずれかで、できれば複数を用意しておくのがおすすめです。
Q. すでに作ったGPTsは、もう使えないのですか?
収録した2026年8月の時点では、作成済みのGPTsは引き続き使えて、編集もできました。ただ、仕様は変わる可能性があるので、使えているうちに代わりの手を用意しておきましょう。
Q. BUYMAで1つの手法に依存しないためには、何を意識すればいいですか?
目的だけを固定して、手段は複数持っておくことです。勝ち続けているショッパーさんは、今の主力が止まったときのために次の攻め手を探し続けています。
それではまた次回、お会いしましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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